顎ニキビの原因は乾燥?
顎のニキビの原因にはストレス、ホルモンバランスなど様々な原因が考えられますが、その中でも乾燥が原因であることが多いようです。にきびというと脂っぽいオイリーな肌が原因でできてしまうというイメージがありますが、乾燥することでニキビができやすくなってしまうのです。
たしかに思春期ニキビは過剰な皮脂分泌が原因であることが多いため、頬や額などいわゆるTゾーンという部分によくニキビができてしまうのですが、大人ニキビはその逆で、乾燥しやすい顔のあご、フェイスライン、口周りのUゾーンによく赤みのあるニキビが繰り返しできてしまうのです。
なぜ乾燥すると顎にニキビができてしまうのか?
そもそも、アゴやフェイスラインは汗腺が少なく汗をあまりかかない部分なので皮脂分泌が少なく、乾燥してしまいます。そして、乾燥することによって毛穴をつまりやすくさせてしまったり、皮膚に住んでいる菌のバランスが崩れてアクネ菌が増えてしまったりすることで顎にニキビができてしまうのです。
乾燥肌の対処法
それでは具体的な乾燥肌の対処法をご紹介していきます。
肌ケアの注意点
・過剰な洗顔やクレンジングは避けましょう。
過剰に洗顔をしすぎるとかえって乾燥肌になってしまったり、角質がぶ厚くなってしまうことによって毛穴が詰まってしまうこともあります。また、洗顔時のこすりすぎや男性用の脂をがっつり落としてくれるようなスクラブ入りの洗顔料も乾燥の原因となってしまう恐れがあるので注意しましょう。洗顔をするとき冷水を使うのもいい方法です。冷たい水によって毛穴が引き締まり、乾燥を防ぐことができます。
・間違ったニキビケアをしないようにしましょう。
ニキビ治療薬の中には過剰な皮脂分泌を抑える思春期ニキビ専用のものがあります。これを大人ニキビで悩む乾燥肌の人が使いすぎてしまうと余計に肌が乾燥していまいます。ニキビのタイプによってニキビケアの方法は違うのです。
・保湿成分を与えよう。
肌の乾燥によって顎ニキビができてしまうのですから当然保湿を行うべきです。顎ニキビ予防のためには、ヒアルロン酸やセラミドなどのうるおい成分が入った、油分がすくない保湿美容液などを使うようにしましょう。化粧水だけでは不十分で肌の乾燥は防げないので注意しましょう。とくに洗顔後は皮膚から水分がとんでいってしまう状態なので、洗顔後はできるだけはやく保湿するように心がけてください。
※セラミドはサプリメントなどで飲む場合、腸で分解されてしまうため注意しましょう。
生活習慣の改善
・正しい食生活を送ろう
偏食はもちろん避け、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。ビタミンA、イソフラボン、鉄分は肌のうるおいに大切で、乾燥肌の人は適度な油分もとるようにしましょう。
その他にも、十分な睡眠や紫外線防止、適度な運動、タバコを吸わないようにするなど乾燥肌は生活習慣によっても改善することができます。
まとめ
私管理人は顎にニキビが出ているときは自分が乾燥肌であるということに気がつきませんでした。というのも乾燥肌というのはカサカサしていて白い粉がふいている状態だと思っていたからです。もちろんそういったタイプの乾燥肌もあるのですが、実際に表面の水分量をはかってみると理想の水分量がだいたい70%と言われている中私は45%でした。正直これにはびっくりしました。これは俗に言う「インナードライ」というもので、肌の内部が乾燥している状態のことをいいます。なので一見乾燥肌ではなさそうな人でも油断は禁物です。もしかしてと思う人は一度肌の水分量をはかってみるのもいいでしょう。
大人ニキビの原因は複雑ですが、規則正しい生活を送り、正しいスキンケアをして保湿することによって乾燥が原因の顎ニキビは改善されていくでしょう。