顎やフェイスラインに繰り返しニキビができてしまう中で、固くて指で押すとにゅるっと出てくるニキビの芯のようなものができてしまうことがあります。これの正体が角栓(コメド)で、角栓は毛穴をふさいでしまい、ニキビができる根本的な原因となってしまうので注意が必要です。
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なぜ顎に角栓ができてしまうの?
そもそも角栓というのは何者なのでしょうか。角栓は、過剰な皮脂と古い角質が混ざり合ってできたもので毛穴を栓のようにふさいでしまいます。乾燥や男性ホルモンの分泌によって角質層がかたくなってしまうことが原因とされています。
特に顎や口周りなどは他の部位よりもターンオーバーが遅いとされているのでこの角栓ができやすいというわけです。
そして角栓によって毛穴がふさがってしまうことで、毛穴の奥でアクネ菌が繁殖しやすくなり、炎症を起こしてニキビができてしまいます。つまりこの角栓ができることが顎ニキビの根本的な原因のひとつであることがあるのです。
角栓を防ぐためには?
スキンケア
角栓を防ぐにはまず第一に日々のスキンケアが重要になってきます。
・洗顔・・・洗顔はダブル洗顔などが有効で、きめ細かい泡を使うことによって角栓の元である皮脂や古い角質をとりのぞくことができます。
・化粧水・・・化粧水などはビタミンC誘導体が配合されているものが効果的です。ビタミンCは皮脂の過剰な分泌をおさえてターンオーバーを促してくれたり、毛穴を引き締めてくれたりする作用があります。イオン導入器を使うと肌の奥まで浸透させることができます。
また、スクラブ洗顔や自己流のピーリングが効果的であるといった情報もよく目にしますが、これらは肌を傷つけてしまって、乾燥が悪化してしまったり、皮膚のバリア機能が低下してしまったりする可能性があるのであまりおすすめできません。
毛穴パックなども同様に一時的に角栓はとれるかもしれませんが、肌に刺激が加わることで悪い影響もあるので気をつけましょう。
ファンデーション
女性の場合はファンデーションにも注意が必要です。洗顔してもファンデーションが完全に落ちていないと角栓の原因になったり、酸化して黒ずみの毛穴になってしまう恐れがあります。できるだけ密着度の高いファンデーションは避けるようにしましょう。
食べ物
角栓は食べ物とも関係があります。皮脂を増やしてしまわないように脂っこいものを食べ過ぎないように注意しましょう。
角栓はとったほうがいいのか?それともとらないほうがいいのか?
角栓が肌にできてしまうと気になって自分でとってしまいたくなる気持ちはよくわかります。しかし、指で無理やり出すことによって肌が反応してさらに皮脂や角質をつくりだしてしまい、より大きな角栓ができてしまうという悪循環が生まれてしまいます。
角栓はできるだけ潰さずに日々のケアで徐々に小さくして消していくというのが理想なのです。
まとめ
大人ニキビの原因は複雑で乾燥や刺激、または内側の問題など様々ですが、角栓が根本的な原因となっていることがあります。正しいニキビケアを行っていき、角栓のできにくい肌にしていくことで顎ニキビを改善していきましょう。