妊娠中はホルモンバランスの変化によって肌が荒れてしまうということはよくあります。特に妊娠初期には、顎ニキビが急にできてしまって、普段ニキビができないという人でもニキビで悩まされることがあるほどです。
妊娠中のニキビは一時的なものもありますが、ニキビ跡として残ってしまうのは良くないので、適切なケアが必要となります。また、使用できない薬などもあり、注意が必要なこともあります。
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なんで妊娠中に顎ニキビが?
特に妊娠してから0~4週の妊娠超初期には肌が荒れてしまいやすく、人によっては背中など体にもニキビができてしまいます。妊娠中の肌荒れにはいくつか理由があります。
ホルモンバランスの変化
妊娠中のニキビの主な原因はホルモンバランスの変化です。ホルモンバランスが乱れる生理前などにニキビができてしまうというケースもよくありますが、妊娠初期には、女性ホルモンであるプロゲステロンが盛んに分泌されます。
このプロゲステロンは、皮脂の分泌を促す作用があり、毛穴が詰まりやすいあごやフェイスラインに吹き出物ができてしまいます。このホルモンの影響で髪の毛が多くなったりといった変化も出る可能性があります。
妊娠15週目からはエストロゲンが多くなることで、妊娠後期から出産後には肌荒れがおさまるというケースもあります。
便秘によるニキビ
ただ、妊娠初期を過ぎても油断はできません。妊娠中期や後期になると、ホルモンの影響や腸が圧迫されることで、便秘になる傾向があります。便秘は顎ニキビの原因にもなりますから、便秘にならないような食生活も大切です。
このように、ホルモンバランスの変化や便秘がニキビの主な原因ですが、他にも、つわりによる栄養バランスの偏りや妊娠に伴うストレスや睡眠不足も肌荒れの要因となってしまいます。
妊娠中のニキビを治すには?
ニキビ治療
妊娠中のニキビ治療では注意しなければいけないことがあります。
ニキビ薬の中には、催奇形性があったりと赤ちゃんに悪影響を与えてしまうものもあります。この時期のニキビの治療は自己判断では行わず、皮膚科の先生にその旨を伝えてから適切な軟膏を処方してもらうようにしましょう。
スキンケアで対策
薬を使うのはちょっと不安な方も多いと思います。そこで、妊娠中の敏感肌のためのスキンケアをしっかりと行って、肌を清潔に保っておくことも重要となります。
肌への負担を減らすために、ファンデーションなどもできるだけ避け、敏感肌でも使える「ノンコメドジェニック」の基礎化粧品を使うようにしましょう。
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食生活・生活習慣も大事
妊娠初期は、プロゲステロンの影響で食欲旺盛になってしまったり、つわりが原因で食事が偏ってしまいがちです。妊娠中はサプリメントやビタミン剤に頼らず、繊維質が豊富な食材やたんぱく質、ビタミン、ミネラルを野菜などからバランスよく摂ることが大切です。
十分な睡眠やストレス解消も忘れてはいけません。妊娠中にもできる簡単な運動もオススメです。
まとめ
いかがだったでしょうか?妊娠初期には色々と神経を使うことが多く、疲れてしまうこともあるでしょうが、ニキビ対策をきちんと行うことでニキビ跡にもならず、リラックスした妊娠生活を送れるようにしていきましょう。