顎ニキビの種類・症状別

顎のこもりニキビの原因と治し方

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顎やフェイスラインにできる大人ニキビは原因も様々であれば、種類もいくつかあります。その中でも「こもりニキビ」という状態のニキビができてしまった経験がある人も多いようです。

このこもりニキビというのは簡単に言うと皮膚の表面に皮脂が詰まって芯ができてしまう普通のニキビと違って、皮膚の奥に埋まって固いしこりのようになった状態のことをいいます。

このこもりニキビは自分で中の膿を押し出すことが難しく、治りが遅く1ヶ月~3ヶ月もかかってしまうケースもよくあります。そんなこもりニキビは ニキビ跡になってしまうリスクが高いため扱いには注意が必要です。ここではこもりニキビの原因と治し方について解説していきます。

こもりニキビはどんな状態?

こもりニキビはその名の通り、芯が奥にこもってしまっている状態のニキビで、硬結ニキビと呼ばれることもあります。

通常ニキビができて、症状が進むと、炎症が起こり、その後黄色い膿が表面にたまりますが、このこもりニキビは、アクネ菌と戦った好中球の死骸などが膿となり、毛穴の奥にたまってしまっている状態となります。

特に顎にはこのこもりニキビができてしまいやすく、赤く腫れ上がってしまい、痛みもあり、一度できてしまうとなかなか治らないというやっかいなニキビです。

日頃から正しいスキンケアをしてこもりニキビができてしまわないように肌のバリア機能を高めてあげることが大切です。

こもりニキビの原因は?

病院

こもりニキビができてしまう場合は、原因がいくつか考えられます。

ホルモンバランスの乱れ

女性の場合、特に生理前にこもりニキビができてしまうという方も多いと思います。

大人ニキビはホルモンバランスと密接に関わっているため、ホルモンバランスが変化する時期に顎ニキビができやすくなってしまいます。

男性の場合であっても、ストレスをためたり、睡眠不足になってしまわないように注意が必要です。

老廃物がたまっている

こもりニキビは老廃物がたまっているとできやすくなります。血液の循環が悪く、老廃物がたまりやすくなると、肌の深いところで炎症が起きやすくなってしまうのです。

さらに、老廃物がたまってしまうと、毛穴が詰まりやすくなったり、免疫力が低下してしまったりと、いいことはありません。

肌の乾燥

大人ニキビの原因の中でも特に多いのが、肌の乾燥です。

肌が乾燥してしまうと、角質が硬化し、毛穴がふさがれてしまうため、芯がこもってしまい、角質の深部で炎症が起こってしまいます。

 

これらが代表的なこもりニキビの原因となりますが、顎のニキビの原因は複雑でこもりニキビの原因は一概には言えません。

こもりニキビは乾燥や髭剃り、化粧の厚塗り、ニキビを手で触れてしまう、などの外側からの原因だけでなく、身体の内側の原因も考えられます。

食事や睡眠といった生活習慣やストレス、胃腸の調子、ホルモンバランスなど問題がないか確認してみましょう。

こもりニキビの治し方

洗顔する女性

顎のこもりニキビを改善するには、今あるニキビを改善すること以外にも、新しくニキビができないような健康な肌に改善していくということが重要です。

老廃物をためない

こもりニキビは内側に原因があります。普段の生活習慣を改めて食べ物も脂っこいものは摂り過ぎないようにする、食事はバランスを意識して血液ができるだけサラサラになるようにして老廃物が溜まらないようにすることが大事です。

老廃物をためないために、生活習慣や食生活を見直すこと以外にも以下のことを意識するようにしましょう。

  • 適度な運動をする
  • 腸内環境を整えて、便秘にならないようにする
  • 水を適切な量(1日2Lを目安)飲む
  • 湯船に浸かって体を温める
  • リンパマッサージなどをして老廃物を排出する

また、老廃物を排出するためにおすすめの食べ物としては、

  • 発酵食品
  • 食物繊維をふくもの
  • 硫黄化合物を含むニンニクや玉ねぎ、ニラ

などがあります。

適切なスキンケア

ニキビケアで最も大切なのがスキンケアです。

しこりニキビを改善するためには、適切な化粧品で、適切なスキンケアをする必要があります。

  • 肌の乾燥を防ぐために保湿成分がしっかり使われている
  • 炎症を抑える成分が使われている
  • 浸透力が高い
  • 毛穴のケアをしっかりとケアできる洗顔料

といった化粧品を選ぶことがポイントです。

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早く治したい場合は皮膚科で

生活習慣の改善が大事だとは言っても、こもりニキビは大きく腫れてしまうことも多いので人目が気になり一刻も早く治したいという気持ちはよくわかります。そんなときは、皮膚科で皮膚の奥の膿を取り出してもらうという手もあります。面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)といって針やレーザーで穴をあけ、そこから中の膿を取り出すという手法で、即効性があります。

※ただし自分で潰すのは 跡になってしまう危険性があるため避けるようにしましょう。

それ以外でもディフェリンゲルなどの塗り薬や飲み薬をもらうこともあります。

体質を改善するという意味では、即効性はありませんが漢方薬を使うのもいいでしょう。

 

以上がこもりニキビの原因と治し方となります。

顎やフェイスラインにできたこもりニキビは内側にも原因があるサインです。治るのに長い時間がかかってしまうため、できてしまった後の対処法も大切ですが最初から肌荒れを起こさないための生活やスキンケアをこころがけましょう。

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