最近はオリーブオイル、ホホバオイル、アルガンオイルなど植物系オイルが美容にいいとして注目されていますが、その中でもホホバオイルがニキビに効くとして使われてきています。オイルというとニキビに逆効果なイメージはありますが、ここではそんなホホバオイルの顎ニキビへの効果と使い方などをご紹介していきます。
ホホバオイルの効果
ホホバオルはアメリカからメキシコの砂漠地帯に生息するホホバの木の実からとれるオイルで、シャンプーやクレンジング材などにも使われています。顎ニキビにいいとされる理由はたくさんあります。
皮脂バランスを整える
ホホバオイルは「ワックスエステル」という成分を含んでいます。このワックスエステルは、実は人間の皮膚から分泌される皮脂とよく似た成分で、肌になじみやすく、浸透力もいいのです。
そのため、特に乾燥しやすいあごやフェイスラインにとっては嬉しい成分で、またオイリー肌にとってオイルは悪化するイメージがありますが、脂性肌の場合でも、オイルで過剰な皮脂を取り除いてくれるため色んな肌質に適応できるのです。つまり、乾燥肌でもオイリー肌でも皮脂のバランスをちょうどよく調製してくれるところがこのホホバオイルのすごいところです。
ニキビの原因菌にも
ホホバオイルはニキビの原因や炎症の原因であるアクネ菌や黄色ブドウ球菌を殺菌してくれる効果もあります。なので保湿プラス殺菌効果で大人ニキビケアとしてはありがたい効果を発揮します。
活性酸素を除去
ホホバオイルにはビタミンEも含まれているので、抗酸化作用も持ち合わせています。顎ニキビの原因ともなる活性酸素を除去してくれる点も嬉しい効果です。この理由からホホバオイルはアンチエイジングとしても使われます。
ホホバオイルの使い方
まず、ホホバオイルには精製されたものと未精製のものがあります。どちらもメリット・デメリットがあります。また、選ぶときはホホバオイル100%の商品を選びましょう。
●精製されたもの
精製されたものはニオイも強くなく、不純物もないので、使いやすく、肌に優しいという特徴がありますが、栄養分が除去されています。無印良品のホホバオイルなどがオススメです。
●未精製のもの
未精製のものはビタミンA・C・E、ミネラル、天然トコフェロール、アミノ酸など肌にいい成分が含まれていて、肌の新陳代謝をアップさせ、ターンオーバーを促進してくれる効果があります。ただ、不純物も含まれるので、アレルギー反応が出やすい敏感肌の方は精製されたものから始めてみましょう。
あらゆる肌質に合うホホバオイルですが、使うときには念のためパッチテストをしておきましょう。
使用法
使い方①:クレンジング
ホホバオイルはクレンジングとしても使えます。ホホバオイルを数滴とり、顔になじませたあと、柔らかいコットンで拭き取るという方法です。このとき強くこすったりしないように注意しましょう。
使い方②:パック
入浴中のパックとして使うことで、気になる毛穴の汚れを落とすことができます。顔に伸ばしたあと、お風呂に浸かりながら10分間ほどパックし、最後は軽くマッサージをして洗い流します。
使い方③:保湿
洗顔後ホホバオイルを数滴とって顔全体に薄く塗ります。肌が敏感な場合は化粧水をつけた後にホホバオイルを使いましょう。また、炎症を起こした赤ニキビを治したい場合はティーツリーと、ニキビ跡をケアしたい場合はラベンダーとホホバオイルを混ぜて使うのがオススメです。
まとめ
以上がホホバオイルを使った顎ニキビケアとなります。この砂漠地帯でとれるホホバの実には様々な秘められたパワーが眠っています。あごは乾燥しやすい部分なので、保湿力が物足りないという方は、ぜひスキンケアの一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。