肌質を改善したいといったときに思い浮かぶもののひとつにパックがあります。パックは肌を保湿して乾燥を防いでくれたり、新陳代謝を促進してくれたりといった効果があり、顎ニキビを改善するためには有効な手段とも言えます。しかし、そのパックの種類ややり方を誤ってしまうとニキビを逆に悪化してしまうこともあります。ここではそんなパックの注意点や顎ニキビにおすすめの方法をご紹介していきます。
パックの注意点
パックといっても、シートタイプのフェイスパック、はがすタイプのピールオフパック、洗い流すタイプのフリームパック、クレイパック、フォームパック、炭酸パックなどなど様々です。
シートパック
パックのなかでも代表的で、シートを乗せるだけで大変便利なものがシートマスクです。保湿成分が肌の奥まで届き、乾燥でゴワゴワする肌を改善してくれ、結婚式や食事会など大切な日に向けて使うこともできます。
しかし、このシートマスクは長時間つけすぎると乾いたシートが逆に肌の水分を奪ってしまい、乾燥して皮膚へ負担をかけてしまう危険性があるので注意しましょう。マスクをつけたまま寝るなどはNGです。また、シートマスクによって水分をあたえすぎると肌が持つ本来のバリア機能が低下してしまうため、週に1~2回ほどで十分です。
はがすタイプのパック
毛穴パックなどピールオフパックは毛穴につまった角栓を取り除いて清潔にしてくれる働きがありますが、剥がすときにニキビに刺激をあたえてしまったり、肌を傷つけてしまう原因となってしまいます。
このはがすタイプのパックよりも肌への負担が少ないのが泥の吸収性で毛穴の汚れを落とすクレイパック(泥パック)などがあります。
ビタミンCを含むパック
ビタミンCは皮脂分泌を抑えてくれたりと顎ニキビには大切な成分ですが、朝に使うと紫外線によりメラニン色素を産生してシミの原因となってしまうので朝のパックにはオススメできません。
食べ物系のパック
フルーツやきゅうりなどの野菜、乳製品などのパックはよく聞きますが、実は食材をつかったパックはアレルギーを引き起こしてしまう危険性もあり、やる際には十分に注意が必要となります。
またこれらのパックは炎症を起こしたり、化膿してしまった顎ニキビに対しては刺激となり悪化してしまう可能性もあるので炎症が進行したニキビには使用を控えましょう。
顎ニキビに適したパック
ニキビ肌に対して保湿もでき、刺激も少ない方法としてはコットンパックやジェルを使ったパックがありますが、あごやフェイスラインのニキビ用のジェルであるメルラインをつかったパックが効果的です。
使用方法としてはメルラインを塗ってからシートマスクなどでパックをするといったようにメルラインを併用する方法や、メルラインを洗顔後に塗布しラップをかぶせて3分程度パックするといった方法があります。
女性の場合は夜だけでなく朝もパックすることによって化粧ののりもよくなります。また大きくしこりがあるタイプの顎ニキビに対してメルラインをたっぷりのせてパックすると効果を発揮します。
まとめ
以上がパックの注意点と顎ニキビにぴったりなパックの方法でした。パックは顎や口周り、フェイスラインといった大人ニキビの主な原因のひとつである乾燥を改善することができるためとても有効な手段ですが、間違った使い方をしてしまうと逆にニキビ肌になってしまうというリスクもあります。使用する際には使用法や使用時間などを守り効果を最大限に引き出せるように活用していきましょう。