顎やフェイスラインの大人ニキビには原因がたくさん考えれられますが、意外と見落とされがちなのが「冷え」です。特に女性に多い冷え性ですが、もし女性の方で顎に繰り返しニキビができてしまうという場合は生理周期のホルモンバランスの乱れや便秘、冷えなどの原因が多いようです。
なんで冷えが顎ニキビと関係あるの?
まず冷え性というのは、血行が滞っている状態になります。つまり新陳代謝が下がり、酸素不足になり老廃物がたまってしまいます。その結果ターンオーバーが遅れてしまって、顎のニキビだけでなく、肌のくすみや肌の老化が進んでしまうという最悪の循環になってしまいます。
さらに、下半身の血液の流れが低下し、冷えることによって子宮が冷えてしまったり生理不順になってホルモンバランスが崩れてしまうという婦人科系の症状におちいってしまうこともあるのです。
また、腎臓が冷えてしまうこともよくありません。腎臓は冷えに弱く、冷えて負担をかけてしまうと腎臓機能が低下して顎にニキビができやすくなってしまいます。
あごのニキビを治すにはまずは冷えとりから!
冷え性は大人ニキビだけでなく、顔のむくみや手足の冷え、便秘、ポッコリお腹など放っておくと良くないことばかりです。そこで、ここでは冷えの根本から改善するために生活習慣や食事の改善法をご紹介します。
生活習慣
・体を冷やさない・・・できるだけ冷やさないような服装で寒さを防ぎましょう。そして意外と夏に冷え性に悩んでしまう人は多く、エアコンに直接あたらないなど室内環境を調節するようにしましょう。
・入浴・・・お風呂で体を温めることは血行を促進させるためにとても効果的です。長く入り過ぎないように30分程度の半身浴がちょうどいいでしょう。血行促進によって肩こりやストレス解消の効果もあるので一石二鳥ですね。
・運動・・・運動は血行促進に効果的です。1日15分でもいいので体を動かすことによって老廃物を排出し、リフレッシュすることができます。それでも運動を維持するのはなかなか現実的に難しいという人も多いと思います。そこで、体を伸ばすストレッチだけでも冷え症に効果があります。デスクワークなどで同じ姿勢をキープしていると血流が滞ってしまうのでこまめに休んでストレッチをするくせをつけましょう。
食生活
・食事・・・冷え性を改善するのに実は食事はとても大事で、冷え性に効果的な食べ物の代表は「しょうが」ですね。しょうがは漢方薬にもよく使われていて血管を広げてくれる働きがあり、体がぽかぽかになります。しょうがの絞り汁を紅茶に入れ、はちみつなどを加えたジンジャーティーがオススメです。しょうがは胃腸の働きを良くしてくれる効果もあるので顎ニキビには最強の飲み物です。
その他にも冷え性に効く食べ物は、トウガラシ、ニンニク、ネギ、柚子、いも類、かぼちゃ、ニンジンなどなどがあります。トウガラシのカプサイシンは代謝を上げることによって体が温まるのですが、その後逆に冷えてしまったり、苦手な人は胃が荒れて逆に肌荒れをひきおこしてしまうことがあるため、食べすぎには注意しましょう。
・飲み物・・・肌の乾燥や便秘を防ぐためには水分補給は大切です。しかし、冷たい水の飲み過ぎは身体の冷えにつながってしまうのでよくありません。水を飲み過ぎると胃腸に負担がかかってしまったり、代謝が悪くなりむくんでしまったりする原因となるので気をつけましょう。お風呂上がりなどは常温のものを飲むのが好ましいです。
寝る前などはノンカフェインのハーブティーやルイボスがおすすめです。
まとめ
冷えは意外にも顎のニキビと関わっています。漢方などで冷え性を改善するのもいいですが(>>顎ニキビに効く漢方はこちら<<)日常の生活習慣を少し気をつけるだけで冷えを根本から治していき、顎ニキビだけでなく、美容にも役立てていきましょう。