顎やフェイスラインにできるニキビはホルモンバランスの乱れや乾燥が原因として知られていますが、意外と貧血や鉄分不足が原因であるせん。
一見関係なさそうに見える貧血と鉄分不足が顎のニキビとどう関係しているのか、どのように改善していけば良いのかをご紹介します。
貧血と顎ニキビはどう関係してるの?
まず貧血になり、血の巡りが悪くなるとホルモンバランスの乱れにつながってしまうため貧血が顎ニキビの根本的な原因であるといえます。
ヘモグロビンの材料となる鉄分は、肌に酸素を送ってくれる役割があるのですが、それが不足して血行が悪くなるとターンオーバーが正常に行われにくくなってしまうのでできてしまったニキビも治りにくくなります。
鉄分をとって顎ニキビを解消
男性でも鉄分の不足はありますが、女性は生理があったり、ダイエットが原因で特に鉄が不足している人が多いです。ある研究では女性のほぼ半分近くが鉄不足であるとしています。さらに、鉄不足は血液検査でも判別できないことがあり、鉄分不足であることに気づいていないケースも多いのが現状なのです。
もしも、肩が凝る、朝が起きれない、倦怠感があり集中できない、冷え性である、イライラしやすくなった、などの傾向がある場合は鉄分不足を疑ってみましょう。
食事から鉄分を補う
鉄分は貧血に効くだけでなく、皮膚のコラーゲンを補ってくれてうるおいを与えてくれる効果や、ニキビ跡やシミなどにも効果があるので、普段から意識してとるようにしましょう。
鉄分を含む食べ物といえば、鶏レバー、ひじき、しじみなどの動物性の食品や納豆、小松菜、ひじきなどの植物性の食品があります。実は「ヘム鉄」といわれるものを含む動物性の食品の方が吸収率がいいので積極的にとるようにしましょう。植物性の食品はタンパク質やビタミンCを含む野菜や果物と一緒に食べることによって吸収率が上がるとされています。
※ダイエット茶にふくまれるタンニンやカフェインなどは鉄分の吸収を邪魔してしまうので注意しましょう。
サプリメントから鉄分を補う
また、どうしても食事で鉄分がとれないという人はサプリメントで補給するようにしましょう。
ただし食品から鉄をとることが大事で、サプリメンだけではあまり効果はありません。あくまでも不足分を補うという感覚でサプリメントは活用するようにしましょう。
まとめ
栄養は特定のものだけをとっても意味がありません。大事なのはバランスのいい食事です。顎やフェイスラインのニキビがなかなか治らないという人で貧血や鉄分不足が思いあたる場合は、食べ合わせなども考えながら日頃から鉄分をとることを意識しましょう。