胃腸や腎臓などの内臓と肌荒れは深く関係しています。特に、胃腸の不調によって腸内に悪玉が増え、顎や口周りのニキビが現れることが知られています。そこで、胃腸薬を飲めば顎ニキビが改善されるのではないか?などの疑問や、実際に胃薬を使ったら吹き出物が治ったなどの声があるようです。
顎ニキビに効果があるという胃腸薬
内臓の機能の低下は肌荒れを引き起こします。腎臓などの不調に効く薬はありませんが、胃腸の不調は胃腸薬で改善することができます。実際にあごニキビが改善されたという胃腸薬をご紹介します。
市販の胃腸薬
●太田漢方胃腸薬
太田漢方胃腸薬2は薬局などでも気軽に買える市販の胃薬で、ストレスによって胃が弱ってしまった時に効く薬です。
●新ビオフェルミンS錠
ビオフェルミンは乳酸菌によって小腸や大腸の調子を整えてくれます。便秘、軟便に悩む場合には役に立ちます。これも、ドラッグストアなどで買うことができる、お手軽な胃腸薬です。
●強力わかもと
強力わかもとは乳酸菌、消化酵素、ビール酵母によって便秘や胃もたれを解消してくれます。
漢方
漢方は内側からニキビを改善してくれ、皮膚科で処方されることもあります。薬を使うのはなんとなく抵抗があるという場合は漢方を使うことをオススメします。ツムラ清上防風湯はよくニキビに使われ、特に赤ニキビなど炎症ニキビがあるときに効果的です。ただし、漢方は副作用の可能性もあり、逆に胃の不快感がでてしまう場合や、顎ニキビが悪化してしまうこともあるので注意しましょう。
以上が顎ニキビに効く胃腸薬になります。これらは胃腸の不調が原因でできるニキビに効果があることもありますが、大人ニキビの原因は、ホルモンバランスの乱れや、乾燥など他にもたくさんあり、そのような場合には胃薬を服用しても改善されません。保湿を意識したスキンケアと生活改善をするようにしましょう。
※また、市販胃腸薬でも、妊娠中・授乳中に使用しないほうが良い製品もあるので、妊婦、胃腸が弱い人、他に治療を受けている人などは、事前に病院の医師に相談するようにしましょう。
まとめ
胃腸薬は胃腸の不調による顎ニキビの応急処置としては便利かもしれませんが、胃が不調になる根本的な原因であるストレスや暴飲暴食、腸の不調である、便秘や下痢を改善しなければ大人ニキビは繰り返してきます。根本的な原因を取り除いて、ニキビのできにくい体質へ改善していきましょう。