ニキビケアとして蒸しタオルがいいという情報を聞いたことはないでしょうか?エステなどでもよく使われますよね。そんな蒸しタオルが顎ニキビにどのような効果があるのか、蒸しタオルの作り方、注意点などについてご説明していきます。
蒸しタオルの効果
そんな蒸しタオルが肌にいいとされる理由はいくつかあります。
毛穴
蒸しタオルを顔にあてることによって、蒸気によって角質が柔らかくなり、毛穴を開くことができます。毛穴が開いた状態だと、ニキビの原因となる皮脂や汚れを取り除きやすくなるのです。特にあごやフェイスラインは毛穴が小さく、毛穴が詰まりやすいので、顎ニキビには有効です。
血行促進
蒸しタオルで顔を温めることによって、血行が良くなり、新陳代謝がアップすることで、肌のターンオーバーも正常化できます。このことから、蒸しタオルはニキビ予防だけでなく、くすみやシワなどのアンチエイジングとしても使われます。
リラックス効果
蒸しタオルをリラックス効果のために使っているという人も多いと思います。顔がじんわりと温められ、心の疲れや目の疲れなどを癒すことができます。
蒸しタオルの作り方
では具体的な蒸しタオルの作り方・使い方をご紹介します。
●作り方
- タオルに水をつけ、水滴が落なくなるくらいに絞ります(ミネラルウォーターを使用しましょう)
- その後、500 Wほどの電子レンジで一分間くらい加熱
- ヤケドしないように取り出します
このとき、ラップなどでタオルを包んでから熱するとレンジの汚れやニオイが気にならなくなります。熱が十分に冷めて、顔にのせても大丈夫な温度になってから3分間ほど使いましょう。
●使い方
蒸しタオルを使うタイミングはいくつかパターンがあります。目的に合わせて③通りの順番を使い分けましょう。
①
↓
クレンジングをする
↓
洗顔をする
↓
②
↓
化粧水と美容液、クリームを使う
↓
③
【①のタイミング】
クレンジングの前である①のタイミングで蒸しタオルを使うと、タオルの熱で、メイクも少し溶け、落としやすい状態になります。さらに洗顔前に毛穴を開くことで、皮脂や汚れをより落としやすくします。お風呂に浸かることでも毛穴が開きますが、湯船に浸からない日には便利です。
【②のタイミング】
洗顔後に蒸しタオルを使うことで、肌が温まり、化粧水などの浸透性がアップします。この時に蒸しタオルが終わったらすぐに化粧品で保湿するようにしましょう。
【③のタイミング】
最後にクリームなどをつけたあとに蒸しタオルをすることによって、クリームがなじみやすくなったり、伸びやすくなることでより保湿力をアップさせることができます。この時、少し多めのクリームを使うといいでしょう。
髭剃りにも
男性の場合は髭剃りの刺激も顎ニキビの原因となってしまいます。ヒゲソリの前に蒸しタオルで柔らかくしたり、髭剃りに失敗した時に蒸しタオルで押さえ、オロナインなどを塗ると傷をケアすることができます。
蒸しタオルの注意点
- 蒸しタオルを使うときはとにかくヤケドに注意しましょう。顔にのせる前に一度温度を確認する必要があります。
- 蒸しタオルのやりすぎは逆に肌の乾燥をまねく可能性があります。週2回ほどで十分です。
- 皮膚が炎症している場合は控えましょう。
- 肌が柔らかくなっている状態なので、刺激を与えないようにしましょう。また、タオルは清潔なものを使いましょう。
- 肌が弱い方は皮膚が赤くなる場合があります。
まとめ
このように、蒸しタオルを使う事によって、皮脂なども詰まりにくくなるため、顎ニキビ予防としてはいい方法だと言えます。お風呂で毛穴を開くこともできますが、毎日お風呂に入らないという場合には便利だと思います。ただ、あごにきびを改善するには、他にも根本的な原因を改善し、肌のバリア機能を高めるためのスキンケアも忘れてはいけません。