古くから民間薬として使われ、馬の皮下脂肪からとれる「馬油」。そんな馬油100％の製品「ソンバーユ（尊馬油）」があごやフェイスラインの大人ニキビに効果があるといった口コミが多く寄せられています。たしかに馬油は優れた浸透性や保湿性があることから、シャンプーや基礎化粧品にも使われています。ここではそんなソンバーユの顎ニキビに対する効果と正しい使い方についてご紹介します。
Contents
ソンバーユの効果
ソンバーユが大人ニキビにいいとされるのにはいくつか理由があります。
優れた浸透性と保湿性
馬油がスキンケアに使われている一番の理由はこれです。馬油に含まれる脂肪酸が人間のものと似ており、油分や水分のバランスも人間の肌に近いので、非常に角質層に浸透しやすいのです。ワセリンなどは肌の表面にフタをして水分を飛ばさないようにするだけですが、馬油はちゃんと肌の奥まで浸透して肌の油分をちょうどよくしてくれるので、乾燥しやすい顎や口周りのニキビに効果を発揮してくれることがあるのです。
殺菌・抗炎症効果も
馬油には保湿だけでなく殺菌効果もあり、アクネ菌や黄色ブドウ球菌が増えてしまうのも防いでくれる効果も期待できます。そして、馬油は昔から、火傷やアトピー、ひび、あけぎれの治療薬としても使われていて、抗炎症効果もあります。つまり白ニキビなどの初期段階から炎症した赤ニキビまで効果があります。
新陳代謝を促す
馬油を塗った部分は血行が良くなり、新陳代謝も良くなります。その結果、肌のターンオーバーが促され、ニキビ跡もできにくい肌にすることができます。
正しい使い方
これだけ優れたソンバーユですが、実は逆にこれでニキビが悪化してしまったというケースもあります。やはり肌質によって合う合わないはあるようですが、まずは正しい使い方を実践することが先決です。
馬油の選び方
馬油の選び方のポイントとしては、ソンバーユのように添加物を含まない馬油100％のものを選ぶことです。ソンバーユは市販で比較的安く買えますが、ベタつきを減らしたものや、コエンザイムQ10がプラスされたちょっとお高めのものまであります。さらには馬油石鹸なんてのもあります。ソンバーユは手軽で個人的には嫌なニオイもしませんが、ちょっとべたつく感じがします。
ソンバーユの使い方
ソンバーユの使い方のポイントとしては、洗顔後に最初に使うことと、多くの量を使い過ぎないことです。馬油のせっかっくの浸透力を活かすために、洗顔後顔が濡れている状態で塗り、その後に化粧水などで整えます。そして、量は少量でも十分に顔全体を保湿できるので、使いすぎないように注意しましょう。
その他にも、化粧前に使うことで化粧のノリが良くなったり、ボディケアやお風呂のパックとしても使うことができ、シミ対策や美白、毛穴を小さくする効果も期待できます。
悪化することも
手軽で優れたソンバーユですが、肌質によっては合わず、顎ニキビが悪化してしまう可能性もあります。特にオイリー肌の場合、毛穴が詰まってしまうことで悪化する可能性も考えられます。
まとめ
このように乾燥肌が原因の大人ニキビに優れた効果を発揮してくれるソンバーユ。比較的手軽に使えるものなので、しつこい顎やフェイスラインのニキビがなかなか治らないという場合には、日々のスキンケアのプラスαとして活用してみてはいかがでしょうか。
