できてしまった顎や首のニキビにかゆみがあるといった経験はないでしょうか?そんなかゆみのあるニキビはついつい手で触りたくなってしまったり、掻いてしまいたくなりますが、それはNGです。
ニキビがかゆいということは主に、肌が乾燥しているサインなので保湿してあげることが最も大切になります。ここではそんな痒い顎ニキビの原因とかゆみの改善法をご紹介していきます。
なぜ顎ニキビがかゆくなってしまうの?
原因① 肌の乾燥
ニキビのかゆみの原因はほとんどが乾燥と思ってもらっても大丈夫です。人間の皮膚には、外からの異物や刺激から守ってくれたり、肌から水分が飛んでいくのを防いでくれるバリア機能のある角層があります。しかし、乾燥すると肌のバリア機能が低下してしまい、ピリピリとしたかゆみなどを感じやすくなってしまうのです。
バリア機能を低下させてしまう原因として乾燥以外にも、洗顔のしすぎ、紫外線、などの刺激があります。特に乾燥しやすい季節やエアコンなどには注意が必要です。
原因② 雑菌
顎ニキビがかゆい場合は、雑菌による可能性も考えられます。ニキビの原因であるアクネ菌や黄色ブドウ球菌だけでなく、手や肌に触れるものから雑菌が移り、毛穴がつまることによってかゆみがでてしまうことがあります。
原因③ その他に考えられる可能性
・ストレス
ストレスがたまり、自律神経が乱れると「かゆい」という症状が出てくることがあります。ストレスとうまく付き合っていくことも顎ニキビ改善には大切なことです。
・アレルギー
肌がかゆい場合、花粉やハウスダスト、ダニなどに対するアレルギー症状であるかもしれません。アトピー性皮膚炎などの場合は特にかゆみを感じてしまうことがあります。空気清浄機などアレルギー対策をするようにしましょう。
・マラセチア毛包炎
聞きなれない言葉かもしれませんが、「マラセチア毛包炎」というニキビと間違えやすい症状があります。これはカビの一種であるマラセチア菌が何かしらの原因で皮膚に増殖したことにより、かゆい赤いつぶつぶができてしまう症状です。これは夏に発症しやすく、この場合は皮膚科に行くようにしましょう。
かゆい顎ニキビの対処法
以上が痒い顎やフェイスラインのニキビの考えられる原因となります。ではそのかゆみをどのように防げばいいのか、またはかゆい症状を緩和すればいいのかについてお話していきます。
保湿を意識する
やはりほとんどの場合が乾燥からくるもので、保湿を意識することが最も重要です。ヒアルロン酸やセラミドなどうるおい成分を含む化粧品を使うようにしましょう。
入浴後すぐに保湿し、空気が乾燥する日には加湿器などを活用するのもいいでしょう。
また、女性の方はパウダーファンデーションを使う場合などは、美容液やクリームなどでしっかりと保湿することも大事です。
肌を清潔に保つ
雑菌によって肌がかゆくならないように、肌を清潔に保つことが大切です。肌をさわる手や肌に直接触れる枕カバーなどの寝具も清潔にしておきましょう。また、現代人はスマホなしでは生きていけないほど、スマホを常に持ち歩くことが多いですが、そのスマホにはトイレの18倍の雑菌がいるとさえ言われています。なのでスマホからの雑菌もバカにできません。たまには、クリーニングクロスや消毒用エタノールを使って除菌してあげましょう。
刺激を与えない
顎ニキビがかゆいとつい掻きたくなってしまう気持ちはわかりますが、掻くことでさらに肌のバリア機能が破壊されてしまうため、最悪の循環となってしまいます。とにかく刺激を与えないことが大事なので、ゴシゴシと強い力で洗顔をすることはせず、スクラブ洗顔やふきとり化粧水、洗顔シートはできるだけ使用しないようにしましょう。
どうしてもかゆみが我慢できないという場合は、保冷剤などで痒い部分を冷やすことによって一時的にかゆみを緩和することができます。
※逆に温めてしまうと毛細血管が膨張し、かゆみが強くなってしまうことがあります。
まとめ
以上がかゆい顎ニキビの原因と対策になります。痒いからといって掻いてしまったり、誤ったスキンケアはかゆみやニキビの炎症を悪化させることになるので、絶対にしないようにしましょう。
冷やしてかゆみを一時的に和らげることはできますが、やはり根本的に解決するためには保湿力のある化粧品を使って、肌のバリア機能を高めてあげることです。