ニキビは最初の段階では、白っぽい白ニキビとして現れ、炎症や化膿が進んで悪化してしまうと赤ニキビや黄ニキビへと変化していってしまいます。この悪化した顎ニキビがさらに状態が悪くなってしまうと紫色となってしまい、目立ってファンデーションなどでも隠せなくなってしまい、ニキビ跡にもなりやすく、コンプレックスとなってしまうことがあります。
紫ニキビはできるだけ早く対処し、治療していくことが大切です。
紫ニキビは危険!?
紫ニキビとは
悪化した状態の黄ニキビは、膿が溜まっている状態ですが、これに血が混ざって紫色になってしまいます。この紫ニキビは結節性ニキビや嚢腫などと言われ、凸凹しているものやしこりがあるケロイドの状態のものもあります。ニキビ跡として残ってしまう可能性が高いので、早めの治療が望まれます。
紫ニキビの原因
この紫ニキビは血液の流れが良くない場合になりやすく、どちらかというと女性になりやすいとされています。肩こりや冷え性、便秘、生理痛などの婦人科系の悩みがあるという場合には要注意です。
また、顎ニキビができてしまっても放置せず、できるだけ白ニキビなどの早い段階で治すようにしましょう。
紫ニキビの治し方
紫色になるまでニキビが悪化してしまった場合、皮膚科を受診するようにしましょう。もちろん潰したりするのは厳禁で、セルフケアで治すのは難しく、跡として残って治るのに時間がかかってしまうこともあります。
皮膚科での治療
治療法としては、ホルモン治療やレーザー治療、イソトレチノインなどが使われます。重症な場合切開が必要なこともあります。症状によって適切な治療法を医師と相談して決めましょう。
また、病院では漢方と併用して治療が行われることもあります。紫ニキビ改善のために、血液循環をよくし、老廃物を外に排出できるように改善してくれる効果のある星火温胆湯(せいかうんたんとう) や桂枝茯苓丸加(けいしぶくりょうがんか)、冠元顆粒(かんげんかりゅう)などが使われます。
新陳代謝をよくする
ニキビ跡ができにくいきれいな肌に変えていくには、新陳代謝を上げて冷え性や肩こりを改善していったり、便秘を改善していくことも顎ニキビケアとしては大切です。
そして、乾燥しやすい顎やフェイスラインは保湿ケアを怠らにようにして、肌のバリア機能を上げていきましょう。
まとめ
以上が紫ニキビの原因と治し方となります。紫ニキビができてしまったら、できるだけ早めに医療機関を受診し、血流をよくすることと、肌のバリア機能が低下してしまわないような生活習慣やスキンケアを意識していきましょう。