このサイトでは以前、「顎ニキビは塩分を摂り過ぎるとできる?」という記事で、塩分の摂り過ぎはニキビにも良くないということをお話しました。ただ、塩を洗顔や入浴に使うことによってニキビ改善に利用することもできます。ここでは、塩を使うことで得られる様々なメリットややり方、注意点をご紹介していきます。
塩の顎ニキビへの効果
塩を洗顔に使うことで、塩による「浸透圧」を利用することができます。浸透圧の効果によってデトックス効果や殺菌効果、他にも保湿効果があったりと、顎やフェイスラインの大人ニキビには嬉しい働きをしてくれるんです。
デトックス効果
塩の浸透圧によって、体内から毒素を排出することができたり、皮脂腺の詰まりを解消することができます。
さらに、塩には発汗作用があります。汗をかくことで、血行が促進され、新陳代謝もよくなるので、老廃物が溜まりにくくなったり、肌の生まれ変わりのサイクルが早まるためニキビやニキビ跡にも効果が期待できます。
殺菌効果
塩の浸透圧によって、ニキビの原因菌の水分を細胞外に出し、死滅させることができます。お風呂に入れることによって顎ニキビだけでなく背中ニキビや体臭予防にも効果があります。
塩が魔除けなどに使われているには、この殺菌効果によって物を腐らせないようにする力があったことから始まったとも言われています。
保湿効果
塩を使うことで肌が乾燥してしまいそうなイメージがありますが、塩に含まれるミネラルによって保湿してくれる効果があります。ミネラルを含んだ化粧品もよくありますよね。
塩の使い方
まず塩の選び方としては、ミネラルが豊富な天然塩を選ぶのがオススメです。塩分の高い死海の塩なども効果的です。
塩洗顔や入浴として使う塩浴の方法をご紹介します。
塩洗顔
塩洗顔は塩を直接肌に付ける方法や洗顔料に塩を混ぜる方法などがあり、ピーリングの効果がありますが、乾燥しやすい顎やフェイスラインとしてはあまり向いていないので、今回は塩水を使った方法をご紹介します。
- 洗面器などにぬるま湯を入れ、そこに塩を加えて飽和食塩水をつくります。(だいたいぬるま湯100mlに対して40gの塩で飽和となります。)
- この塩水で優しく顔をマッサージします。
- 1分ほどで丁寧に洗い流しましょう。
だいたいこれを週に1回程度行いましょう。
お風呂に入れる方法
もともと塩が入っている入浴剤もありますが、血行促進や背中ニキビ改善にも効果的です。
- 塩を湯船にだいたい30~50g程入れます。
- 10分ほど湯船に浸かります。
- 最後に塩が体に残らないようにしっかりと洗い流しましょう。
- 汗をかくので水分補給も忘れずに。
かなり汗が出て体がポカポカしますし、入浴剤よりもお金がかかりません。
塩を使って洗顔や入浴をしたあとはしっかりと保湿してあげるようにしましょう。
※肌が敏感な場合は、かぶれてしまう可能性もあるので、事前にパッチテストなどを行っておきましょう。また、塩を使ったあとの洗面台や浴槽は塩が残らないようにしっかりと洗い流しておかないとサビの原因になってしまうので注意しましょう。
まとめ
以上が塩を使った顎ニキビ改善法となります。塩は食べ過ぎると肌によくありませんが、肌に使うことによってこんなにもメリットがあるんです。塩はどの家庭にもあり、安く買えるので、お金をかけたくないという人にもオススメの方法です。敏感肌の人は注意し、保湿ケアを忘れないようにしましょう。