ニキビのための薬は山ほどありますが、その中でもかなり歴史が古い「紫雲膏(シウンコウ)」が効くという口コミが多くあります。紫雲膏はあまり聞いたことがないという人も多いと思いますが、もともと傷の治療に使われていて、アトピーなどにも使われる非ステロイドの軟膏です。今回はその紫雲膏の効果や効果的な使い方などをご紹介します。
紫雲膏の顎ニキビへの効果
紫雲膏はなんと江戸末期から使われていたという漢方薬が入った軟膏で、傷や火傷、皮膚炎などの治療のために使われてきました。紫雲膏に含まれている成分がニキビにも効果的ということで、注目されています。
アットコスメなどでも顎ニキビが少しずつ改善されてきた、ニキビ跡にも効果があったなどの口コミがあり、評価も結構いい医薬品です。
紫根（シコン）
紫雲膏に使われている紫根は、紫草（ムラサキ）という多年草の根で、その中に含まれるシコニンという色素が殺菌作用や抗炎症作用、さらには傷の治りを早めてくれる肉芽形成促進作用まであり、顎にできた赤ニキビなどにもかなり効果的な成分なんです。
ただ、他の成分として、ゴマ油や豚脂、蜜ロウ、当帰などがあり、かなり独特な色とニオイがあって、苦手な人も多いと思われます。また、服や枕に色がついてしまわないように注意しなくてはいけません。
どこで手に入る？
紫雲膏は漢方薬局やドラッグストアなどでも売られていますが、原料である紫草の希少価値が高まっているため、見つけることができないかもしれません。ただ、現在でもAmazonや楽天でも見つけることができます。
副作用は？
紫雲膏が体質的に合わない場合は、かゆみや赤みがでてしまうことがあります。その時は使用をやめて医師に相談するようにしましょう。
シコニンを効果的に使うには
紫雲膏を見つけて使ってみるのもいいですが、色やニオイなどクセがあったり、油分が多いというデメリットもあります。そこで、最近では紫根エキスの効果に注目して開発された大人ニキビ専用化粧品というものも存在します。オルビスのクリアシリーズにはこのシコニンが使われていて、さらにオイルフリーなので毛穴が詰まりやすい顎やフェイスラインのニキビにはオススメです。
まとめ
以上が紫雲膏を使った顎ニキビ改善法となります。ステロイドの力も借りず、自然の力で改善でき、あごニキビやニキビ跡にも効果が期待できます。ただ、独特の色とニオイが苦手という人も多いと思います。紫根エキスが使われていて、ニオイも油もカットされたオルビス化粧品がオススメです。
