女性の顎や口周りのニキビは生理周期によるホルモンバランスの変化が関係していることが良くあります。しかし、生理前の肌荒れは良く聞くけど、なぜか生理後に大人ニキビができてしまうというケースもあります。ここでは、そんな生理後の顎ニキビの原因と対処法をお話ししていきます。
なんで生理後にニキビが?
一般的には、肌の調子がよくなると言われている生理後ですが、その生理後に顎ニキビができてしまうということは何かしらの不調があるのです。
ホルモンバランス
通常、生理後は卵胞ホルモンという肌をみずみずしく保ってくれるホルモンが多くなるので、肌のコンディションは良くなります。しかし、ストレスや無理なダイエット、不規則な生活などが原因でこの卵胞ホルモンがうまく分泌されず、肌のトラブルになってしまうことがあります。生理後に肌が乾燥する、気持ちが沈むという場合には要注意です。
貧血
生理後は血液がたくさん排出されますから、貧血気味になってしまいやすくなります。貧血になると全身に酸素を十分に届けることができなくなり、肌にも悪影響を及ぼしてしまいます。生理後にめまいや立ちくらみなど、貧血の症状があるという場合は要注意です。
生理後の貧血は、鉄分不足のときに起こりやすい傾向にあります。日頃から鉄分が不足しないようにバランスのいい食事を心がけましょう。
腸の不調
生理後に下痢や便秘に悩まされるといった経験はないでしょうか。生理中に分泌され、生理痛の原因となってしまうホルモンに「プロスタグランジン」というものがあります。生理中にこれが過剰に分泌されてしまうと、下痢に、逆に黄体ホルモンが多すぎると便秘になりやすいとされています。顎やフェイスラインのニキビは胃腸などの内臓と関係しているので腸をいたわってやる事も大切です。
対処法
生理後のあごニキビを改善するのに大切なのは、生活習慣・栄養素・スキンケアです。ホルモンバランスを整えてあげるために、ストレスや疲れを解消したり、最低6時間以上は睡眠をとる、必要なビタミン類・ミネラルをバランスよくとってオイリーな食事を避ける、保湿をしっかりとしたニキビケアをする、といったことが大事です。また、適度な運動をしたり、体を冷やさないようにするのもいいでしょう。
まとめ
大人ニキビは複雑で、生理前に肌が荒れてしまう人もいれば、生理後に吹き出物ができてしまうこともあります。しかし、ニキビができてしまうということはそこには必ず原因があります。特に生理後はニキビ跡として残りやすいとされているので、ホルモンバランスを崩さないように意識して、正しいケアを行って、しつこく繰り返す顎ニキビを撃退していきましょう。