顎にしつこくニキビができてしまって、思わず潰してしまったり、かきむしってしまってニキビから血がでてきてしまったという経験はないでしょうか。血がでてしまうと傷と同じなので、かさぶたになったり、ニキビ跡として残ってしまったりする恐れがあります。そのような時は適切に対処しなければいけません。
血がでる顎ニキビ
最初は白ニキビや黒ニキビとして現れたものが、炎症し悪化が進むと大きな赤ニキビや膿をもった黄ニキビとなります。この炎症が進んだ状態で潰してしまうと血が出てしまうのです。男性の場合だと、髭剃りのときに思わず潰してしまったなんてこともあるかもしれません。
最初の白ニキビは正しい方法でやれば、ニキビの芯をとっても大丈夫ですが、炎症の進んだニキビは自己流で潰すのは非常に危険です。どうしても夜無意識でかきむしってしまうという場合などは、「びふナイトパッチ」などのニキビシールを貼って寝るといいでしょう。
血が出てしまったニキビのケア
顎ニキビはしっかりとスキンケアを行って防いだり、悪化させないことが大切ですが、血が出てしまったものはしかたありません。手で触ったり、放置したりせず、正しいケアを行うようにしましょう。
セルフケア(湿潤治療)
- 血が出た部分を流水で洗い流します。このときマキロンなどの消毒液やクリームは使わないでください。
- 雑菌が入らないように、キレイなタオルなどで拭き取ります。
- 絆創膏やキズパワーパッドを貼ります。
※ただし、キズパワーパッドをニキビに使うときは少し注意点があります。キズパワーパッドは公式で「ニキビには使用しないでください。」と言っています。これは、ニキビの膿がキズパワーパッドで閉鎖されることによって、感染や悪化の可能性があるためです。なので、普通のニキビや潰れて膿が残っているものには使用しないようにしましょう。
皮膚科で治療
症状がひどい場合には皮膚科を受診しましょう。血がでるニキビを何度も繰り返すと跡になってしまうだけでなく、精神的にもダメージを受けてしまうものです。処方された塗り薬で改善できたという例もあるので、改善が見られないときは医師に相談することも視野に入れておきましょう。
まとめ
血が出てしまうニキビはやっかいで、シミのような色素沈着として残ってしまうケースも少なくありません。ニキビが血が出る状態まで悪化させないために日頃の正しいスキンケアを忘れないことと、潰れてしまったニキビを少しでも早く治すために、生活習慣や食事を見直して、新陳代謝を高めて肌のターンオーバーを整えてあげることを意識しましょう。