顎ニキビなどの大人ニキビに良いとされる食品はいくつかありますが、その中でも「豆腐」は効果的とされていて、美容や健康にもいい影響がある優れた食べ物です。これは納豆や豆乳と同じように大豆製品ならでわの効果があるのですが、注意点もあるのでご紹介していきます。
なぜ豆腐が顎ニキビに効くの?
植物性エストロゲン
豆腐には植物性エストロゲンが含まれており、女性ホルモンに似た作用があります。これはいわゆる大豆イソフラボンで、納豆やきな粉、油揚げなどにも含まれています。顎やフェイスライン、口周りの大人ニキビの原因は、生理周期やストレスなどによるホルモンバランスの乱れが原因であることがあるので、豆腐などの大豆製品は効果的なのです。
良質なタンパク質
皮膚や髪の毛を美しく保つために良質なタンパク質を摂ることは大切です。そういった意味では、豆腐は良いタンパク源なのです。
カルシウム
実はカルシウムが不足すると、骨粗鬆症など骨に悪いだけでなく、大人ニキビもできやすくなります。豆腐は意外や意外、牛乳よりもカルシウムが豊富なので、カルシウムを補うにはピッタリの食材と言えます。
●その他にも
このように、豆腐は栄養価も高く、他にも豆腐に含まれるビタミン類、ストレスを緩和してくれるカルシウム、腸内環境を改善するオリゴ糖なども顎ニキビにとっては嬉しい栄養素です。また、コレステロールの低下などでダイエット、ボケ防止、老化防止、糖尿病予防などにも効果を発揮する優れものです。
ちなみに、高野豆腐もビタミン類、鉄分、亜鉛、食物繊維などを含むためニキビ肌にとっては嬉しい食材です。
ただし注意点も
ただし豆腐には注意点もあり、それは「食べる量」です。納豆でも豆腐でもニキビにいいからといってがむしゃらに食べ過ぎるのはNGです。何事にも適量というものがあります。普通の食事から摂る分にはそこまで神経質になる必要はありませんが、摂りすぎると生活習慣病の悪化や下痢、また女性ホルモンに似た作用があるものを摂取しすぎると逆にニキビが悪化したり、最悪の場合、生理不順や女性特有のガンのリスクを高めてしまう可能性もあります。豆腐の1日の適切な量としては100g~150gで、これは1/3から1/2丁分くらいとなります。
ダイズエキスを外からとることも
大豆エキス(大豆イソフラボン)は化粧品に入っていることもあり、クレーターや赤みのあるニキビ跡に効果があるとされています。ニキビ跡でお悩みの場合、大豆エキスの成分が含まれたものを使うといいでしょう。
まとめ
このように様々な理由で豆腐は顎ニキビに良い食材なので、日頃のレシピに豆腐や冷奴をぜひ取り入れてみましょう。ただし、ただ豆腐を食べたからといってニキビが治るという単純なものではなく、バランスよく栄養をとること、肌荒れの原因を知ること、肌のバリア機能を高めるためのスキンケアを行う、といったことが大切です。