ドラッグストアなどで手に入る市販のニキビ薬のなかでも有名なのが「クレアラシル」。クレアラシルは皮脂を吸収してくれる働きがあり、昔からよく使われてきて、CMも有名です。ただ、肌に合わない可能性もあり、乾燥しやすい顎や口周りは少し注意が必要なこともあります。
クレアラシルの効果とは
クレアラシルは皮脂を吸収・殺菌・消炎の効果によってニキビを治すことができます。クレアラシルに含まれるイオウによって皮脂吸収作用があったり、ニキビの原因となるアクネ菌の殺菌、炎症をおこした赤ニキビの改善とすぐに治したい目立ってしまうニキビには便利な薬となります。
乾燥しやすい?
ただし、イオウが含まれている薬は思春期ニキビやTゾーンのニキビにはいいですが、顎や口元に使うと乾燥しやすく、かえって肌荒れを起こしてしまったり、皮がはがれてしまうことがあるので、注意が必要です。
塗り方としては、山盛りに塗る必要はなく、ニキビに薄くのばすようにしましょう。
クレアラシルシリーズ
クレアラシルには治療薬クリーム以外にもいくつかの商品があり、洗顔料やジェルタイプの薬用アクネジェルなどがあります。洗顔料は洗浄力が強めなので、乾燥しやすい顎やフェイスラインとしては、よりマイルドな洗顔料を使うことが望まれます。
ジェルタイプ
ジェルタイプの効果は殺菌・消炎・角質柔軟化作用となり、皮脂吸収の代わりに、角質を柔らかくしてくれる効果があります。さらに、クリームタイプには肌色タイプなどもありますが、どうしても目立ってしまうという声があります。ジェルタイプはニオイも少なく、メイクの前後に使えるというメリットもあります。
さらに、オトナ肌対策薬用アクネジェルという製品もあり、これは保湿成分が配合されているので、普通のクレアラシルでは乾燥してしまうという場合などには適しています。
副作用は?
クレアラシルの副作用としては、乾燥の他に、かぶれや発赤、発疹、刺激感、かゆみなどの過敏症状などがあらわれることがあります。この場合は、使用を止めて、病院を受診しましょう。
まとめ
クレアラシルは10代やオイリー肌のニキビには適していますが、顎ニキビのような大人ニキビに使用すると、硫黄によって乾燥してしまうことがあります。合わない場合は、他にもオロナインなどを使うと改善されることがあります。いずれにしても、しっかりとした保湿ケアをして、新しいニキビができないように改善していくことが大事です。