ニキビなどの肌荒れをおこさないために必要な栄養素はたくさんありますが、その中でもあまり知られていないのが、「レシチン」という成分です。このレシチンは顎ニキビ予防だけでなく、動脈硬化予防など健康面でもメリットのある栄養素で、不足しないように積極的に摂っていきたい成分です。
レシチンのニキビへの効果
レシチンは、顎ニキビだけでなく、動脈硬化、糖尿病予防やダイエット効果、脳の活性化など様々な効果がある優れものです。また、レシチンは細胞膜をつくっている成分でもあるので、化粧品として含まれている場合には、保湿効果として活躍します。
血行促進
レシチンの主な効果は、血管にくっついているコレステロールを溶かして、血流をスムーズにしてくれることです。これによって、新陳代謝が上がり、肌の細胞が再生されやすくなります。
また、冷え性や肩こりにも効果があるので、顎ニキビには効果的と言えます。
ホルモンバランスを整える
生理前などにできてしまう顎やフェイスラインの大人ニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因であることが多いです。大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があり、ホルモンバランスを整えてくれる効果がありますが、大豆レシチンもエストロゲン類似物質で、ホルモンバランスを整えてくれる効果があります。
レシチンを摂るには?
レシチンは卵黄や大豆、穀類、小魚、レバー、胡麻油、うなぎなどに含まれている成分ですが、植物由来でコレステロールも少なく、大豆イソフラボンも同時に摂ることができる大豆から摂るのがおすすめです。ビタミンEと一緒に摂取することで、レチノンが酸化されるのを防ぎ、より効率よく吸収することができます。
1日の目安摂取量はだいたい1000~5000ミリグラム程度ですが、大豆を多く食べる日本人の平均摂取量でも1000ミリグラム未満ということで、不足しがちな栄養素と言えます。
過剰摂取はもちろん良くないですが、納豆などの大豆食品を食事に取り入れて、積極的に摂って、足りないものはサプリメントを活用して補っていきましょう。
※大豆アレルギーをもつ方や、リメチルアミン尿症の患者の方は大豆レシチンの摂取は避けましょう。
まとめ
以上がレチノンによる顎ニキビへの効果となります。レチノンは現代人にとっては不足しがちな栄養素で、不足するとニキビができやすくなります。大豆イソフラボンと同様に、サプリメントなどを活用して効率よく摂取していきましょう。