ネット上ではあの有名な消毒液「マキロン」でニキビが治るという口コミが多くよせられています。最初はエッ?と思いましたが、たしかに消毒液でアクネ菌や黄色ブドウ球菌が殺菌できればニキビに効くというのも理解できます。ただ、結論から言ってしまうと顎ニキビの治療にマキロンを使うのはオススメしません。ニキビは単純に殺菌できればいいというものではないですし、マキロンでニキビが治るのならそもそもニキビ治療薬なんて必要ないことになってしまいます。注意点もいくつかあるのでご説明していきます。
マキロンでニキビが治った?
たしかにクチコミを見ていると、マキロンでニキビが早く治った、ニキビの赤みがひいたという声が結構あります。もともとマキロンの効果は、殺菌・消毒、抗炎症などがあるので、ニキビの原因となる菌を殺菌できるため、ニキビが治ったというのも納得できます。使用方法としては、洗顔後に綿棒でニキビにつけたり、コットンなどでマキロンパックをするなどの自己流の方法が使われています。
マキロンを顎ニキビにおすすめしない理由
マキロンによってニキビが治ったという声もあれば、逆に悪化してしまったというケースもあるので注意が必要です。特に乾燥肌・ 敏感肌の人には向いていません。
エタノールが含まれている
マキロンなどの消毒液にはアルコール(エタノール)が含まれています。エタノールを顔に塗ることによって肌はカサカサになってしまいます。特に乾燥しやすい顎やフェイスラインには向いていません。エタノールは肌に合わない人もいるので、逆に肌が赤くなった、かゆくなった、ゴワゴワするようになった、という声もあります。
また、殺菌作用が強く、肌に必要な常在菌も殺菌してしまう可能性があるのも問題です。特に顔全体をエタノールなどで拭き取るということはあまり良くありません。
根本的な解決とは言えない
たしかにマキロンによって治ったという事例はありますが、それは一時的に良くなっているだけで、根本的にニキビが改善されたというわけではありません。結局その場しのぎであって、また繰り返して新しいニキビがでてきます。
まとめ
ということで、基本的にマキロンはニキビ治療としてはオススメしません。エタノールが肌に合わないこともあり、治ったとしても一時的な効果です。実際にニキビが治ったという口コミもありますが、いずれにしても推奨されている方法ではありません。繰り返す顎ニキビをストップするためには、根本的な原因の改善と肌のバリア機能を高めるスキンケアが大切です。