更年期になるとイライラ、肩こり、動悸、不眠などさまざまな症状に悩まされてしまうことがあります。その中でも、更年期には顎やフェイスラインにニキビができやすくなってしまうケースもよくあります。肌のバリア機能が低下してしまう時期なので、適切なケアをしていくことが大切です。
なぜ更年期になると顎ニキビが?
一般的にニキビは年齢とともにできる位置が下にさがってくると言われています。思春期の頃のニキビはおでこなど上にできやすかったのが、更年期になると顎やフェイスライン、首などにできやすくなります。
ホルモンバランスの変化
更年期にニキビができやすくなってしまう主な原因はホルモンバランスの変化です。女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンがありますが、生理前などは卵胞ホルモンが減り、黄体ホルモンが増えることで、ニキビができやすくなります。更年期の場合も同じで、黄体ホルモンが増えることで、皮脂が出て、毛穴が詰まりやすくなり、顎にニキビができやすくなります。
肌の乾燥
さらに、肌のヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなど保湿成分が減ってしまうことで、肌が乾燥しやすく、あごやフェイスラインにニキビができやすくなったり、しわやたるみの原因にもなってしまいます。
更年期の顎ニキビを治すには?
内側から改善
ニキビケアとしては体の内側から改善していくことも大切です。女性ホルモンを減らさないようにするためには、ビタミンやプラセンタ、ローヤルゼリーなどを摂り、バランスのいい食事を心がけましょう。
さらに、更年期になってからのホルモンバランスの変化を整えるために、女性ホルモンに似た成分である大豆イソフラボンなどを摂るようにしましょう。サプリメントや漢方薬を使うのもおすすめです。
外側から改善
外側からのスキンケアとしてはとにかく保湿を意識することが大切です。特にあごやフェイスラインは顔の中でも乾燥しやすい部位なので、ヒアルロン酸やセラミドなどが入った化粧水で保湿ケアをして、それでも日中乾燥してしまう場合などは、スプレータイプの化粧水などを持ち歩くようにすると便利です。
まとめ
以上が更年期の顎ニキビの改善法となります。ビタミンや亜鉛などバランスのいい食事から補い、ホルモンバランスを整えてくれる大豆製品などをプラスしていきましょう。また、乾燥は禁物なので保湿ケアを意識し、更年期としての正しいケアを続けていくようにしましょう。