ニキビは顔ダニが原因となっているという認識がある人が多いようですが、実際ダニは顎やフェイスラインにできる大人ニキビと関係があるのでしょうか?結論から言うと顔ダニが存在するから顎ニキビができるというわけではありませんが、ダニが過剰に増加することでニキビを引き起こしてしまう可能性もあります。ここでは顎ニキビと顔ダニの関係について解説していきます。
顔ダニはほとんどの人に存在する?
毎日洗顔しているのだから顔にダニが存在しているはずがないと思う方もいるかもしれませんが、実はほとんどの人に顔ダニが存在しています。このダニはニキビダニ、皮膚ダニ、デモデックス、毛包虫などと呼ばれ、とても気持ち悪いルックスをしています。人間だけでなくイヌなどの他の哺乳類にも寄生しており、特に皮脂腺の多い顔にはたくさんくっついているのです。つまり、この顔ダニがいること自体は異常なことではありません。
このニキビダニは顔の皮脂を食べてくれるためむしろ皮膚の環境を整えてくれています。ではなぜこの顔ダニが問題なのかというと、ダニが異常に増えてしまった場合、皮脂を食べ過ぎて乾燥肌になってしまったり、ニキビダニの死骸や排泄物などで肌荒れ、酒さ、皮膚炎を起こしてしまうことがあるのです。
顔ダニの対処法は?
皮膚を常に清潔に保つ
そんな顔ダニを過剰に増やさないためには皮膚を清潔に保つことが第一です。洗顔をするのはもちろんのこと、皮脂などをエサとする顔ダニですが、ファンデーションなどのメイクやシャンプーなどの油もエサになるのでしっかりと落とすようにこころがけましょう。また、皮脂を過剰に分泌させないように脂っこい食べ物を食べ過ぎないということも大事です。
ステロイドなどの使用には要注意
化膿したニキビの治療などに使われるステロイド剤やアトピーの症状を緩和するタクロリムスが肌の免疫を低下させニキビダニを発生させやすくしてしまうことあるので使用する際は注意しましょう。
まとめ
もし顎ニキビなどの大人ニキビがなかなか治らないという場合はこの顔ダニが関係しているという可能性もゼロではありません。肌を清潔に保つということが最も大切ですが、もしも気になる方は顔ダニ専用の石鹸を使ったり、皮膚科を受診されることをおすすめします。