ファンデーションはニキビやニキビ跡を隠してくれますが、使い方によっては、顎やフェイスラインの大人ニキビの原因になってしまったり、悪化させてしまうことがあります。ただし、「メイク=肌に悪い」という考えは間違いです。ここでは、「顎ニキビにいいファンデーションは?」、「やっぱりリキッドファンデーションはダメなの?」、「ファンデーションはしないほうがいいの?」などの疑問にお答えしていきます。
大人のニキビ肌に合うファンデーションは?
顎ニキビに良くないファンデーション
基本的に油分が豊富なリキッドファンデーションやクリームファンデーションは顎ニキビに向いていません。たしかに、伸びが良かったり、カバー力もあり使いやすいのですが、中に含まれる油分によってニキビが悪化してしまうことがあります。
顎ニキビに良いファンデーション
●パウダータイプ
リキッドファンデーションやクリームファンデーションは肌への刺激となる、界面活性剤や防腐剤を含んでいますが、パウダータイプのものはそれらを含んでいないので、肌に優しいのです。
また、乾燥肌の人はリキッドタイプやクリームタイプがいいという情報もありますが、それらはニキビへの刺激があるし、十分に保湿すればパウダーファンデーションでも問題ありません。
ちなみに、パウダータイプには、「フェイスパウダー」と「パウダーファンデーション」がありますが、パウダーファンデーションは油分を含んでいますが、フェイスパウダーは含んでいません。そのかわり、カバー力はパウダーファンデーションの方が上になります。なので、基本的にフェイスパウダーの方がニキビ肌には良いですが、パウダーファンデーションもファンデーションの中では油分が少ない方なので、しっかりとメイクをしたい時には使うことができます。
使い方としてはこのような感じです。
- 美容液で保湿する。(ヒアルロン酸やセラミド配合のものがオススメ)
- フェイスパウダーまたはパウダーファンデーションをパフで軽く押さえるように塗る。
実は化粧下地もオイリーでアクネ菌が増える原因となってしまい、顎ニキビが悪化してしまいます。どうしても化粧下地を使わないと、化粧のりが悪くなってしまうという場合は、下地代わりに保湿クリームやノンケミカルの日焼け止めクリームを使いましょう。「弱酸性」など一見肌によさそうに見えるものでもノンケミカルでないものを使うと肌が荒れてしまうことがあります。
●ミネラルファンデーション
ミネラルファンデーションはアメリカ生まれのミネラル(鉱物)でできた肌への負担が少ないファンデーションです。使うのに少しコツはいりますが、油分や防腐剤も入っていないため、顎ニキビにとっては優しいファンデーションになります。
ファンデーションの注意点
●正しい洗顔
ファンデーションを使ったあとに洗い残しがあると毛穴がふさがり、肌への負担となり肌荒れの原因となってしまうこともあります。基本的に密着度の高いファンデーションでなければ、クレンジングでなくてもダブル洗顔で落とすことができます。
ミネラルファンデーションは洗顔だけで落とすことができますが、付けたまま寝るというのはNGです。
●清潔に保つ
化粧に使うパフやスポンジ、ブラシなどは皮脂や雑菌が付着しているます。顎ニキビを悪化させないためにも、こまめに洗ったりして清潔に保っておくようにしましょう。
まとめ
メイクは誤ったチョイスをするとニキビの炎症や悪化の原因となりますが、メイクを全くしないよりした方がUV対策になるため肌にいいこともあります。皮膚に優しいファンデーションを使い、きちんと保湿をすることによって顎ニキビのない肌を目指していきましょう。