ニキビの薬

顎ニキビへのベピオゲルの効果とは!?

更新日:

201668

アメリカのニキビ治療としては昔から主流で、日本では2015年4月に保険適用になった比較的新しく、8年ぶりの新しいニキビ治療薬が「ベピオゲル2.5%」です。ディフェリンと並んで顎ニキビにも効果的な薬ですが、ここではその効果と注意点などをご説明します。

ベピオゲルの効果とは

ベピオゲルの最大の特徴は、抗菌作用と角質剥離作用(ピーリング作用)を兼ね備え持つというところで、過酸化ベンゾイル(BPO)という成分を使用しています。過酸化ベンゾイルは海外版のプロアクティブなどにも使われている成分です。

 

テラコートリルやダラシンなどの薬が効かない時にベピオゲルに切り替えるというケースもあります。

 

抗菌作用

ベピオゲルにはアクネ菌やブドウ球菌などのニキビの原因菌を殺菌してくれる作用があります。普通のニキビ治療では、抗菌剤などを使うことでニキビ菌の増殖を防いでいたので、長い期間使い続けると耐性菌が出てきてしまうという問題点があったに対し、過酸化ベンゾイルは菌に直接作用することで、耐性菌の問題をクリアすることができるのです。

 

この抗菌作用からは、炎症をおこした赤ニキビの治療などに適しています。ただ、クレーター状のニキビ跡を治すのは難しいようです。

 

角質剥離作用

角質剥離作用はいわゆるピーリングのような作用で、古い角質をはがして、詰まりやすい顎やフェイスラインの毛穴のつまりを解消してくれます。

 

毛穴のつまりを改善するというと、ディフェリン(アダパレン)という薬もありますが、角質を剥ぐメカニズムがベピオゲルとでは異なり、ディフェリンでは皮が剥がれたり、赤みがでるなどの副作用があったが、ベピオゲルに切り替えてから症状が良くなったという例もあります。

 

ディフェリンとベピオゲルは状況によって使い分けられ、ディフェリンとべピオゲルを併用することで、さらに効果が上がるという研究も現在行われています。

ベピオゲルの注意点

日本では比較的新しい注目の薬ですが、いくつか注意点もあり、使用法を必ず守るようにしましょう。

 

使用上の注意

  • 妊娠中・授乳中や今使用中の他の薬がある場合は医師に相談しましょう。
  • 傷口、目の周りや粘膜、口唇への使用は避ける。
  • 使用中は日光など紫外線を避ける。
  • 25℃以下の涼しい所に保存する。
  • 漂白作用があり、服や髪につかないようにする。

 

などの点に気をつけて使用するようにしましょう。

 

副作用

副作用としては、ヒリヒリ感、皮膚がフケのように剥がれる、使用部位の乾燥、皮膚が赤くなるなどがあり、これらの症状が出た場合には、医師に相談してください。

 

特に過酸化ベンゾイルによって、肌が乾燥してしまうので、使用する際はしっかりと保湿ケアすることが重要です。顎や口周りは乾燥しやすいので要注意です。また、使用中は肌が敏感になっているので、低刺激な化粧品を使うようにしましょう。

まとめ

以上がベピオゲルの顎ニキビへの効果と注意点となります。抗生物質やステロイドを使った薬と違い、長期間でも使用できるなどのメリットがある期待の新薬ですが、使用する場合は肌が乾燥してしまわないように低刺激で保湿力のある化粧品でケアを行っていきましょう。

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