一見なんの関係もなさそうな肩こりと顎ニキビですが、実はこの2つは連動していることがあります。肩こりが原因で、ニキビができるというよりは、血流やリンパの流れが悪くなると、肩こりや肌あれを引き起こしてしまいます。もし、肩こりも顎ニキビもあるという場合は血行が悪く、老廃物がたまっているかもしれません。
肩こりと顎ニキビの関係
人間は血液の循環が悪くなると、筋肉中の乳酸菌などがうまく流れていかず、肩が凝ってしまいます。それと同時に、リンパの流れが悪くなると老廃物をうまく運べなくなり、顎だけでなく、背中などにもニキビができやすくなってしまいます。
また、新陳代謝が悪いとターンオーバーが正常でなくなり、あごやフェイスラインのニキビがなかなか治りづらくなってしまうことも考えられます。
新陳代謝を上げる
肩こりも顎ニキビもどちらもあるというときは、まず肩こりを解消し、リンパの流れを良くしてあげることが大切です。最近では若い人でも肩こりで悩む人は多く、その原因は、長時間のデスクワークや手・腕・目の疲労、体の冷え、緊張、などがあります。これらの原因をできるだけ解消して、肩こりを改善していきましょう。
また、リンパの流れをよくするために、運動やストレッチはもちろん、つぼやオイルマッサージなども有効です。
漢方で改善
運動不足を解消したり、マッサージに行ったりすることも大切ですが、もっと手軽にできるものとしては漢方薬があります。漢方薬は即効性はありませんが、ドラッグストアで買うことができるものもあり、根本的に体質を改善できるというメリットがあります。血行不良に効く漢方薬として有名なものは「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」などがあります。これは、血行促進以外にも、水分代謝をよくしてくれたり、体の余分な熱をとってくれるので、便秘などにも効果があります。※ただし、体質的に合わない人もいるので、不快な症状が出たときや妊娠中の方は医師に相談するようにしましょう。
まとめ
以上が肩こりと顎ニキビの関係になります。これらの悩みが同時にあるという場合は、血行が悪く、リンパの流れが良くないというサインかもしれません。新陳代謝を上げるために、わざわざジムに通って運動するとなるとなかなか現実的に難しいかもしれませんが、こまめにストレッチをしてやるだけでも結構変わります。そして、血行をよくするだけでなく、ニキビを外側からケアしてやるためのスキンケアも忘れてはいけません。